|
白山人類学研究会の例会が下記日程で行なわれます。ふるってご参加下さい。
日時:7月8日木曜日 18時より
場所:東洋大学白山校舎 2号館15階旧社会学研究所
発表題目: ビルマ、ベトナムの巫女儀礼について
発表者: 末成道男
ビルマ民間信仰における表意現象は、ナッ精霊信仰とのかかわり、あるいは祭礼行事の一環として取り上げられることはあっても、巫女儀礼としては余り知られていないようである。ベトナムのレンドンと称される婆童の憑依現象は、聖母信仰と関わりにおいて、かなり詳細に知られているが(ゴー・ドウク・ティン著「レンドンーベトナム・ベト族の一種の心霊歌舞形式」『ベトナムの社会と文化』1号風響社)、他地域、とくに東南アジアの事例との比較は十分行われていない。今回ビルマの短期調査旅行で得た資料をもとに、ビルマの巫女儀礼について紹介すると共に、ベトナムの事例との異同を検討してみたい。
|
|