|
|
こしのさん、豆の木12届きました!今回も読み応えありそう。これからじっくりとまいります。
葉月さん四童さん、こんにちは。句会、やりたいですね。また目白句会に参加したいです。
みなさんとご一緒できるその日を楽しみにしています。
さて、半年ぶりの鑑賞です。まとめ出しお許しください。
2007年12月
豊胸のごとき芒の活けてあり 大石雄鬼
「豊胸のごとき」から、その穂が空気を含み膨らんだ枯れすすきが目に浮かびました。若いものでなく枯れたものを生々しく肉感的にとらえる、このピリッとアイロニクなユニークさが心憎いです。
1月
先生を芯におしくらまんぢゆうす 齋藤朝比古
自分が実際に体験したかどうかは定かではありませんが、まるでしたかのように懐かしく思いました。そう思わせる場面設定のうまさと、ありありとその状況を想起させる表現のうまさがあります。
2月
初夢にわたし介入してしまふ 岡田由季
自分の夢に自分が出てきたのでしょうか、それとも誰かの夢に出たのでしょうか。どちらにしても「介入」という表現が、「そうであるべきではないのに」という心理の屈折を伝えて面白いです。
3月
二月の風にからまる星条旗 菊田一平
風にはためく旗が見えてくるこの「風にからまる」という表現が見事です。また旗が自分から絡んでいっているようにも思えてそれが星条旗だというところ、実に味わい深いです。
4月
ゐるひとのゐない桜の花が咲く 菊田一平
芭蕉の「さまざまの事思ひ出す桜かな」の解像度がアップされています。思い出すことの大半を占めるのはやはり人との関わりでしょう。「ゐるひとのゐない桜」には言い尽くすことのできない哀しさと美しさがあります。
4月
桃咲いてぼおんぼおんと人眠る こしのゆみこ
「ぼおんぼおん」は、柱時計の音、お寺の鐘。そのエキスである、豪快さ・長閑さ・懐かしさが、桃の花のやわらかい明るさや香りの中に溶け込んで至福の眠りの形となりました。
5月
姿見に全身入るる穀雨かな 宮本佳世乃
「姿見に全身入るる」が想像力をかきたてて魅力的です。初め、季語は他にもあるかもしれないと思いましたが、夏を前にした「穀雨」の時期の実りの予感ならびにその字面の中にある「雨」の潤いが、上五中七と絶妙なバランスを取っているように思えてきました。
|
|